Mia noto: 従属節中の動詞の時制(相対峙・絶対時)

従属節中の動詞の時制

従属節中の述語動詞の時制の使い方には次の2種類があります。

相対時  主節の時制を基点とし、その時点から見ての過去・現在・未来に応じて –is –as -os を用います。

[例] Mi aŭdis, ke ŝi vojaĝas en Eŭropo.  私は彼女がヨーロッパを旅行中だと聞いた。

この場合、vojaĝasの-asは、主節のaŭdisの時点における現在を表します。

 

絶対時  主節の時制に関係なく、発話の時点を基点をした時制を用います。

[例] La ĉapelon, kiun ŝi portis hieraŭ, ŝi aĉetis antaŭ du jaroj.  彼女が昨日かぶっていた帽子は2年前に買ったものだ。

この場合、portisの-isは、発話の時点から見ての過去です。

 

相対時を使う場合

従属節が名詞節であるときは相対時を用います。具体的には次の2つの場合です。

a) 「…ということ」と訳すことのできるke節(間接話法を含む)

     [例] Li rimarkis, ke li perdis la monujon.  彼は財布をなくしたことに気付いた。

          (perdisはrimarkisの時点から見て過去です)

b) 「…か(どうか)」と訳すことのできる疑問節

     [例] Mi volis scii, kie li loĝas.  彼がどこに住んでいるかが知りたかった。

           Ne gravis, ĉu ŝi venos aŭ ne.  彼女が来るかどうかは問題ではなった。

         (venosはgravisの時点から見て未来です)

注意: tiel … ke   anstataŭ ke   malgraŭ ke   pro tio ke などのke節はここには含まれません。

 

絶対時を使う場合

それ以外(副詞節・形容詞節)ではすべて絶対時を用います。

     [例] La libro, kiun mi aĉetis hieraŭ, kostis 2000 enojn.  私が昨日買った本は2000円した。

           Kiam mi iros al Londono, mi certe vizitos la Britan Muzeon.  ロンドンに行ったら、きっと大英博物館を見物するだろう。

 

引用:JEI 刊『エスペラント日本語辞典』

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