渡辺 克義: まずはこれだけ エスペラント語

まずはこれだけ エスペラント語

著者:渡辺 克義

発行:国際語学社

初版:2009年11月24日

 

はじめに

 エスペラント語はL.ザメンホフが1887年に発表した「計画言語」です。

 

 120余年の使用の歴史はけっして長いとはいえませんが、エスぺランティスト(エスペラント語使用者)同士の交流は盛んで、「利用の仕方」しだいでは大変有効なツールになる言語です。

 この「利用の仕方」という点が大事です。せっかく学んだ言語を教科書のなかだけの言葉にしておくのは実にもったいないことです。エスペラント語の活用法は無限大です。実用的な言語となるか否かは学習者の姿勢しだいです。積極的に利用しましょう!

 

 エスペラント語は発音も文法も容易です。

 

 例外的事項が皆無に近いので、文法を覚えれば、それが血となり肉となり、すぐに効力を発揮します。語彙も英語、その他のヨーロッパ諸語の学習者には馴染みのものが大半です。

 

 「ますはこれだけ」シリーズは文法のさわりを扱うものですが、エスペラント語に関していえば、本書だけで十分な実力が身につきます。

 

 ここが他の言語の場合と大きく異なる点です。

 

 現在のエスペラント語の普及状況では、本書の「実用編」で扱っている会話表現にヴァーチャル・リアリティ的側面があることは否定しえませんが、それでも学習した内容はエスペラント文学(他の言語の場合と同じように創作文学があります)を鑑賞するときにすぐに役立つことを無条件で保証します。

 

 一般には「エスペラント語」の名で知られている言語ですが、エスぺランティストは単に「エスペラント」と呼んでいます。

 

 その理由はさまざまですが、国家との関連を感じさせないということで、「語」を省いた「エスペラント」という表現が好まれているようです。この点にもエスぺランティストのコスモポリタニズム(世界主義)があらわれているといえるでしょう。

 ともあれ、本書を手にされた皆さんのエスペラント語の学習が実り多いものとなりますように!

 

エスペラント語の世界にようこそ!

 

2009年11月 著者

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